イーサリアム、OI$26.3Bで上昇 ETF相場の裏側

イーサリアムは$2,627.5まで上昇し、建玉は$26.3B、24時間で7.8%増加した。価格上昇とポジション積み増しが重なるなか、ETFを意識した資金流入相場の裏側では、ショートの巻き戻しが値動きを押し上げた形が鮮明だ。
大手取引所で建玉が同時拡大
建玉シェア首位のBinanceは$6.3Bで全体の23.8%を占め、24時間で8.6%増えた。Gateは$3.4B、シェア12.8%ながら増加率は11.8%と大きく、Bybitも$2.3B、8.6%増に対して11.1%増、Bitgetは$2.0B、7.7%で7.1%増だった。上位4社で積み上がりが広がっており、単一市場だけの過熱ではない。ただし、短期の追随買いが続かなければ、増えた建玉が反対方向の清算燃料になる。
資金調達率は強気一色ではない
資金調達率はBinanceとBybitがともに0.010%、Bitgetが0.0084%と高め。一方、OKXは0.005741%、Gateは0.0049%にとどまり、KuCoinは-0.0001%と逆向きだ。全体平均は8時間率で0.0063%だが、取引所間の差は大きい。ロング保有コストが一様に膨らんでいるわけではなく、ETF期待だけでレバレッジ相場が一直線に進んでいるとは判断しにくい。
清算はショート優勢、成行は逆方向
清算は24時間で$151.6M。その内訳はショートが$138.1M、ロングが$13.4Mで、上昇に伴うショートスクイーズが中心だった。12時間でもショートは$32.7M、ロングは$4.8Mにとどまり、最大級の一件はBinanceで$4.4M、価格$2,631.39のショート清算だった。
ただしポジションの偏りには注意が必要だ。アカウントのロング比率は58.0%なのに対し、成行参加者のロング比率は45.3%で、後者はショート優勢。Binanceでもアカウントはロング68.5%だが成行は52.96%、Gateではアカウント43.4%、成行38.52%と、積極的な参加者ほど上値を追っていない。
結論として、現局面はETF期待を背景にした上昇基調を維持しつつも、実態はショート清算が主導した過熱局面だ。$2,631.39付近を上抜いて$2,645.17を試し、建玉$26.3Bが保たれるなら上昇継続シグナル。一方、$2,535.06を割り込み、建玉が縮小する動きが出れば見立ては無効になる。データは北京時間9月19日14:36時点、Binance・OKX・Bybitなど主要取引所を集計。