イーサリアムのOI $26.9B、清算が示すマックスペイン接近

イーサリアムは$2,708.53、先物建玉は$26.9Bと24時間で1.7%増えた。オプションの権利行使価格別データがないため、厳密なマックスペイン価格は確定できないが、建玉の偏りと清算帯から、価格が吸い寄せられやすい水準を探ることはできる。周辺材料ではノード同期の改善、NFT市場の回復、ステーキング規制の整理などがイーサリアムを取り巻く材料になっている。
建玉は大手に集中、増加は強気一色でない
取引所別ではBinanceが$6.24B、シェア23.2%で最大となり、24時間で2.5%増加した。次いでGateが$2.57B、9.6%だが0.4%減少、Bybitは$2.17B、8.1%で3.0%増、Bitgetは$2.10B、7.8%で1.0%増だった。Bybitの増加率が最も高い一方、Gateでは建玉が縮小しており、全体のOI増加は均一ではない。短期のポジション積み上がりが、価格上昇の確信というより清算を伴う滞留になっている可能性がある。
ロング口座に対し、成行買いは冷めている
口座ベースのロング比率は63.3%だが、成行注文ベースでは57.0%に低下する。Binanceでも口座ロングは72.3%なのに対し、成行では59.1%にとどまり、保有者は強気でも新規の買い手は追随しきれていない。資金調達率はBinance、Bybit、Bitgetなどが0.0%のプラス圏、OKXも0.0%で、過熱を示すほどではない。一方、CoinExは-0.1%と逆方向で、取引所間の需給差が大きい。
清算はショート優勢、上値の壁を示唆
24時間の清算は合計$19.6Mで、ショートが$12.4M、ロングが$7.2M。4時間でもショート$3.6Mに対しロングは$0.3Mと、上昇局面で売り方が巻き戻された。ただし最大級のショート清算は$2,707.69と$2,703.58付近で発生しており、現在値近辺の買い戻しはすでに一部進んだ。下側では$2,670.40付近に$1.34Mのロング清算があり、ここを割るとロングの整理が再加速しやすい。
結論として、マックスペインを直接示す権利行使価格は不明でも、$2,703.58-$2,707.69が短期の吸着帯、$2,670.40が下値の清算警戒線とみる。Binanceを含む全体OI $26.9Bを維持したまま口座ロングが優勢なため、上値追いより戻り売りと再清算のリスクを重く見る。この見立ては、価格が$2,727.82を上抜き、OIが$26.9Bから増加しながら成行買い比率も57.0%を上回る場合に無効となる。データは北京時間9月27日19:24時点、Binance・OKX・Bybitなど主要取引所を集計。