イーサリアム、OI25.9Bドルとロング清算$51.6MのETF警戒線

イーサリアムは$2,658.57で推移し、建玉は$25.9Bと24時間で2.0%減少した。ETF資金フローを評価する局面でも、先物市場に新規の買いポジションが積み上がっているとは言いにくい。アカウントのロング比率は65.4%だが、成行注文のロングは49.2%にとどまり、参加者の保有意向と実際の執行方向に明確なずれがある。
建玉上位でも縮小が優勢
取引所別ではBinanceが$6.0B、シェア23.2%で最大だが、24時間変化は-1.2%。続くGateは$2.2B、8.3%を占める一方、減少率は-10.6%と突出している。Bitgetは$2.1B、8.1%で-0.5%、Bybitは$2.0B、7.8%で-4.3%だった。OKXも$1.5B、5.9%で-4.2%となっており、主要市場の複数箇所でレバレッジが剥落している。価格が上向いてもOIが伴わなければ、ETFへの期待だけで持続的な上昇トレンドへ移行したとは判断しにくい。
資金調達率は取引所間で分断
資金調達率はBinanceが0.006%、OKXが0.007%、Bitgetが0.010%と買い方負担が発生している。一方、Bybitは-0.004%で売り方が支払う状態だ。高い買いコストが一方向にそろっていないため、強気ポジションの混雑は市場全体ではなく、特定取引所に偏っている。アカウント比率もBinanceでロング73.1%なのに対し、同所の成行注文はロング24.9%、ショート75.1%。Gateでもアカウントはロング58.4%だが、成行はロング30.0%、ショート70.0%で、受け身の買いと積極的な売りが同居する。
清算は短時間ほどロング側に集中
清算は24時間で$86.6M、内訳はロング$51.6M、ショート$35.1Mだった。直近4時間では総額$8.8Mのうちロングが$8.6M、ショートは$0.2Mにすぎない。最大級のロング清算は$2,634.46で$11.7Mに達し、現在値の下側に追加的な防衛線が意識される。反対に12時間ではショート清算が$20.0Mとロングの$17.6Mを上回り、$2,697.46では$1.3Mのショート清算も記録された。下値ではロングの投げ、上値ではショートの踏み上げが起こり得るが、足元のフローはまだ下向きの圧力を示す。
結論として、短期の基準は$2,634.46と$2,697.46、建玉は$25.9Bと見る。$2,634.46を割り込み、OIが$25.9Bを下回るならETF期待よりデレバレッジを優先し、反対に$2,697.46を明確に上抜けてOIが$25.9B超へ増加し、Binanceの成行ショート75.1%が低下すれば弱気見通しは無効になる。データは北京時間9月29日11:13時点、Binance・OKX・Bybitなど主要取引所を集計。