RUNE、OI15.2%減でもロング比率57.6%のねじれ

THORChain(RUNE)は価格が$0.7266、24時間の建玉が15.2%減の$21.8Mとなった。価格下落と建玉縮小だけならロング解消が進んだ局面だが、Binanceの口座ロング比率は57.6%ではなく65.2%、テイカーのロング比率は86.9%と、参加者の向きには明確なねじれが残る。ポジションの総量は落ちても、短期の成行フローは買いに傾いている。
大手取引所で建玉が同時縮小
建玉全体の24時間変化は-15.2%。Binanceは$6.5Mでシェア30.0%、減少率は-17.8%だった。Bybitは$4.4M、シェア20.0%で-9.5%、Bitgetは$1.7M、シェア7.9%で-22.9%と、主要な保有先ほど縮小が目立つ。特にBitgetは直近4時間でも-4.5%と、短時間の手仕舞いが続いている。OIの減少は新規の強いショート構築というより、既存ポジションの整理を示す可能性が高い。
資金調達率と売買フローの分岐
資金調達率は取引所間で方向が割れた。BinanceとBitgetは0.0%表示の正側に対し、Bybitは-0.1%。Krakenも-0.0%で、ロング保有コストが一様に高い状態ではない。にもかかわらず、Binanceの口座ではロング65.2%、ショート34.8%とロングが優勢で、テイカー比率86.9%との差も大きい。口座構成はロングに偏る一方、積極的な約定はさらに買いへ偏っており、上昇期待とポジションの減少が同居している。
清算はロング側に集中
清算は24時間でロング$238.3K、ショート$84.1K。ロング側が約3倍規模となり、直近1時間でもロング$33.0Kに対してショートは$0だった。4時間ではロング$46.7K、ショート$9.5K、12時間ではロング$63.4K、ショート$14.3Kで、時間を広げても同じ構造だ。買い意欲は見えるが、下方向の値動きではロング清算が連鎖しやすい配置といえる。
結論として、RUNEは「買い優勢」だけで強気と判断する局面ではない。注目すべき基準は価格$0.7266とOI$21.8Mで、価格が$0.7266を明確に回復し、OIが$21.8Mを上回るなら建玉を伴う反転シグナルとなる。反対に、価格がこの水準を下回ったままOIの縮小が続けば、ロング偏重が弱点として表面化しやすい。今回の見方を無効にするのは、価格が$0.7266を回復したうえでOIが$21.8Mを上回ることだ。データは北京時間9月28日10:18時点、Binance・OKX・Bybitなど主要取引所を集計。