SolanaのOIは$5.3B、マイナス資金調達が示す短期反転リスク

Solanaは$122.03で推移し、24時間の建玉は$5.3B、前日比1.7%増となった。注目すべきは、8時間換算の平均ファンディングレートが-0.0169%まで低下している点だ。価格が3.8%上昇するなかでショート側が支払いを受ける構図は、下落確信が積み上がる一方、上方向の踏み上げ余地も残す。
なお、ソラナ関連企業が約24億円を調達し、自社株買いやSOL取得に充てる計画を示したことも、市場の関心を集めている。
大口取引所で建玉の方向が分かれる
建玉の上位では、Binanceが$1.1Bでシェア20.3%、24時間で7.8%増と最も強い伸びを示した。Gateは$892.4M、シェア16.8%ながら2.7%減、Bybitは$723.2M、シェア13.6%で0.4%減だった。OKXは$369.4M、シェア7.0%で4.3%増えている。つまり、全体の増加は一様な買い戻しではなく、BinanceとOKXへのポジション集中を伴う。マイナス平均資金調達のまま建玉が増える局面では、下落が続けばショートが有利だが、反対方向へ動いた際の清算連鎖も大きくなりやすい。
成行はショート、口座はロング
口座ベースのロング・ショート比率は63.6%がロングで、Bybitでは67.4%、Bitgetでは73.4%に達する。一方、成行注文ではBinanceのロングが39.9%にとどまり、ショートは60.1%。Gateもロング25.8%、ショート74.2%と、実際に約定している注文は明確にショート優勢だ。この分裂は、既存口座にはロングが多いものの、直近の積極的な売買は下方向へ傾いていることを示す。Binance、Bybit、Bitgetの口座ロングが多いだけで強気と判断するのは早い。
清算はショート側に偏る
清算は24時間で$18.6Mに達し、ショートが$16.6M、ロングが$2.1Mだった。12時間でもショート清算は$14.7Mと、ロングの$530.2Kを大きく上回る。最大の清算はOKXの$123.40で$752.3K、続いてBinanceの$120.40で$632.1Kだった。すでに上昇局面でショートが焼かれているが、資金調達がなおマイナスであるため、$123.40から$123.67を明確に抜ければ追加の買い戻しが入りやすい。
結論として、現時点のSOLは弱気な資金調達とショート優勢の成行が示す「下落警戒」よりも、$5.3Bの建玉が生むショートスクイーズのリスクを優先して見る局面だ。$123.67を上抜き、建玉が$5.3Bを維持・拡大するなら上方向の踏み上げ継続が本線となる。逆に$120.40を割り、建玉が$5.3Bを下回るなら、この見方は無効となり、ロング解消を伴う下落シナリオへ切り替える。データは北京時間10月2日19:26時点、Binance・OKX・Bybitなど主要取引所を集計。